BASEGATE横浜関内/オフィス・商業・ホテル・新産業拠点、26年春オープンへ
2024年11月13日 16:42 / 店舗
三井不動産を代表企業とする、鹿島建設、京浜急行電鉄、第一生命保険、竹中工務店、ディー・エヌ・エー(以下:DeNA)、東急、星野リゾートの8社は11月13日、「横浜市旧市庁舎街区活用事業」の街区名称を「BASEGATE横浜関内」(横浜市中区)に決定した。
「BASEGATE横浜関内」は、JR根岸線「関内」駅前、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅前、横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅よりアクセス良好の立地に誕生する、総延床面積約12万8500m2の大規模ミクストユース型プロジェクト。
オフィス・大学・新産業創造拠点の「タワー」、ホテル・商業の「ザ レガシー(旧横浜市庁舎行政棟)」、ライブビューイング施設・商業の「ザ ライブ」、商業「グリーンウォークテラス」「スタジアムサイドテラス」、観光案内所「ビジターフロント」で構成される。
横浜スタジアム・横浜公園方面とは、デッキ(横浜市による整備事業、施設の供用開始に合わせて開通予定)でつながる。
多種多様な施設計画と旧横浜市庁舎行政棟の保存・活用を組み合わせ、次世代の横浜を象徴するエンターテインメント&イノベーションの拠点との「新旧融合」を目指す。
2025年12月建物完工、2026年春グランドオープンを予定している。
街区の名称は、BASE(拠点・起点・野球の塁)とGATE(玄関口・入り口)を組み合わせた造語。開港の地であり文化の入り口であった関内に位置する同エリアが、再び横浜全域のさまざまな魅力をつなぐ「BASE(拠点)」となり、新たな感動や出会いへの「GATE(入り口)」となる思いを込めたという。
DeNAのエデュテインメント施設「Wonderia」は、プロジェクションマッピングなどの技術によって作られた没入感のある空間を楽しみながら、絶景や未知の生物に出会える。横浜DeNAベイスターズのライブビューイングアリーナ「THE LIVE」には幅約18m、高さ約8mの大型LEDビジョンと高性能の音響設備が設置され、野球を始めとしたスポーツの試合、音楽ライブといったエンターテインメントコンテンツを提供する。
「スタジアムサイドテラス」、「ザ レガシー」の商業施設部分には、34の小型店舗が集う飲食ゾーンが誕生。出店テナントは全て公募により決定し、地元の繁盛店をはじめとした、個性ある店舗が出店予定だ。
まるで路地に並ぶ店々のようなライブ感あふれる空間づくりを行い、一人でも仲間とでも楽しめる新しい食の文化・魅力の発信地となることを目指す。
「タワー」6階では、STELLAR SCIENCE FOUNDATION(ステラ・サイエンス・ファウンデーション、代表理事:武部貴則、以下:SS-F)と三井不動産が連携。ライフサイエンス領域で革新的な発明(インベンション)を生み出し、社会実装(イノベーション)へとつなげる横浜市最大級の「新産業創造拠点」を設置する。
SS-Fは、研究に必要な機器や機材、自由な発想を育むデザインシンキング用のミーティングスペース、イベントスペースやラウンジを備える。若手研究者が集うコミュニティを通して人と人が交流することで、新たなアイデアが生まれ、革新的な発明が連続的に創出されるエコシステムの構築を進めたい考え。
「タワー」12階~33階のオフィスフロアは、関内エリア最大級のフロアプレートを有しており、1フロア2000m2超、天井高2.8m、奥行き最大約18mの整形無柱空間により、自由度が高く、効率的なオフィスレイアウトを実現する。
横浜港や横浜公園、横浜スタジアムを望み、オフィスフロアの玄関口となる11階スカイロビーフロアは、海と空のパノラマをバックに、緑や木のぬくもりを感じることのできる空間。港町・横浜を一望しながら、企業の枠を超えたオフィスワーカー同士の交流やイノベーション創出を促進するラウンジ、コワーキングやシェアオフィスを含む、さまざまな交流が生まれるイノベーション促進施設を整備する計画。
さらに、星野リゾートは、「ザ レガシー」に誕生するOMOブランド横浜初進出となるホテルの名称を「OMO7横浜 by 星野リゾート」に決定した。
OMOブランドは、街をこよなく愛するスタッフが地域と仕掛ける新感覚ホテルで、これまで全国17カ所で誕生している。「OMO7」は、カフェ・レストラン・バンケット・ローカルガイドアクティビティを備えた、都市のランドマークとなるフルサービスホテル(客室数約280室)となる。
旭川・大阪・高知に次ぐ4カ所目の「OMO7」となり、横浜の街を楽しみ尽くすための客室やサービスを提供する。
■BASEGATE横浜関内
計画地:神奈川県横浜市中区港町1-1-1ほか
敷地面積:約1万6500m2
延床面積:約12万8500m2
設計・施工:鹿島建設
設計・施工:竹中工務店
ランドスケープデザイン:ランドスケープ・プラス
商環境デザイン:Degins JP
アクセス:JR根岸線「関内」駅徒歩1分、横浜市営地下鉄ブルーライン「関内」駅徒歩1分、
横浜高速鉄道みなとみらい線「日本大通り」駅徒歩7分
スケジュール:
2022年7月:新築工事開始
2025年12月:完工予定
2026年春:グランドオープン予定
■三井不動産の関連記事
三井不動産/東京都府中市・多磨駅前に商業施設オープン
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。