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資生堂/多様な人財の活躍と企業成長との関係を研究する「資生堂 DE&Iラボ」サイト開設

2024年03月08日 11:00 / 経営

資生堂は3月8日、「資生堂DE&Iラボサイト」をオープンした。

同社は2023年2月に多様な人財の活躍と企業成長の関係を研究する「資生堂DE&Iラボ」を発足。ウェブサイトは、「資生堂DE&Iラボ」で得た研究結果と資生堂のこれまでの取り組みや学びを社内外に公表することで、日本社会のDE&I推進に寄与することをねらいとしている。

<サイトイメージ>

資生堂は、企業使命「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(美の力でよりよい世界を)」のもと、多様なバックグラウンドを持つ人びとが持てる力を発揮し、イノベーションを生み続ける組織カルチャーづくりのためダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)を重要な経営戦略の柱と位置づけている。

先進企業としてDE&Iの実現による日本経済の成長促進への貢献を目指し、美容職の働き方改革や女性管理職育成プログラムなど、これまでの取り組みから得た学びを「ACTIONS」、東京大学の山口慎太郎教授のチームと共同で進めている、多様な人財の活躍と企業成長の関係についての実証研究で得た結果を「RESEARCH」として公表するもの。

研究機関は、山口氏が主幹となり、奥山陽子氏(ウプサラ大学経済学部助教授/東京大学 CREPE招聘研究員)が共同研究者として参画している。

DE&Iラボでは、日本の積年の課題である「ジェンダー平等/女性活躍」を最初の重点テーマと捉えている。ジェンダー間にある格差を見極め、実効性の高い取り組みにつなげていくためには、より女性活躍推進の本質に迫る必要がある。今後の研究では、組織のバイアスを可視化し、女性活躍推進への影響を検証する予定。

また、女性に留まらず、年齢や国籍など多様なバッググラウンドを持った人財が持つ異なる価値観や考え方は、新たなイノベーションを生むと言われている。一方でイノベーションの実現には、多様な人財による組織構成に加え、多様な意見や違いが尊重されるインクルーシブな組織づくりが必要となる。

社内の実例からイノベーションを生むまでのプロセスを検証し、どのようなインクルーシブ因子がイノベーションに繋がりやすいのか、そして企業成長につながるのか、といった「多様な人材の活躍と企業成長との因果関係」についても実証する計画だ。

■主なコンテンツ
ACTIONS :資生堂のDE&Iに関する取組みの紹介 ※3月8日公開
・美容職の働き方改革(前編)
・美容職の働き方改革~あれから10年~(後編)
・ビジネスにもDE&I視点を!マーケッター向けDE&Iインプットセッション
・女性管理職への意欲を向上させるキーアクション!~資生堂女性リーダー育成塾~
・多様な視点が生み出したイノベーション~ウエットフォース技術誕生秘話~

RESEARCH:DE&Iラボの実証結果 ※4月8日公開予定
・女性活躍からジェンダー平等へ~DE&Iでジェンダー不平等を乗り越える~

■資生堂DE&Iラボ
https://corp.shiseido.com/deilab/jp/?rt_pr=trq07

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