キリン/「生茶」の年間販売目標を2500万ケースに再上方修正
2016年10月13日 15:31 / 経営
キリンビバレッジは10月13日、3月22日にリニューアル発売した「生茶」の年間販売目標を2500万ケースに再上方修正する、と発表した。
「生茶」の年間販売目標については、年初目標1700万ケースを6月に2000万ケースに上方修正したが、さらに販売が好調で、10月中旬に突破する見込みであることから、再上方修正する。
同社では、無糖茶の緑茶飲料は、消費者の健康志向の流れや多様な飲用シーンにより、市場規模が大きいために重要なカテゴリーと位置付けている。
緑茶飲料市場で「生茶」のポジションを確固なものにするため、2018年をめどに2000万~3000万ケースのブランドに育成することを目指していた。
現在、計画を上回るスピードで販売が好調に推移しており、今後もこの勢いを加速させる取り組みを継続する。
同社調べでは、ガラスびんをイメージして作った特長的なペットボトルや、「生茶」のおいしさを吉川晃司さんをはじめとする出演者がリアルな実感として伝えるCMが、多くのトライアルにつながったことが分かった。
特に、ペットボトルのデザインは「日本パッケージデザイン大賞2017」において金賞を獲得するなど高い評価を得ており、購入動機にもつながっている。
また、最新テクノロジーによるお茶のいいところを、まるごと感じられる味覚も好評で、トライアル後も繰り返し飲用されていることが好調の要因だという。
3月の発売後から、525mlペットボトルなどの小型容器を中心に販売が好調で、6月以降の最盛期では量販店、コンビニエンスストアでの取り扱い店舗が発売当初よりさらに増えた。
自動販売機においても好調であったことから、販売が大きく伸長した。
「生茶」ブランドの認知が進んだことで、量販店での大型容器の販売も増加した。
9月6日には自動販売機用、10月4日には手売り用のホット専用容器の「生茶」を発売した。
「生茶」の持つ味覚のバランスと余韻を重視して、ホットでの飲用時に苦渋味が少ない味覚に仕上げており、秋冬も「生茶」ブランドの認知と支持の拡大を図っていく。
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