いなげや/SMは内食需要で生鮮素材好調、ドラッグは食品強化で増益に
2021年05月12日 15:20 / 決算
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いなげやは5月12日、2021年3月期決算説明会を開催した。いなげや単体の売上高は2037億円(前年同期比5.6%増)、営業総利益678億円(5.8%増)、販管費625億円(0.9%減)、営業利益52億円(419.4%増)となった。
本杉吉員社長は、いなげやについて「コロナ禍に伴い内食需要が拡大し、生鮮素材を中心に売上高が伸長した。売上高が伸長し、売上総利益率が0.2ポイント上昇、折込チラシ削減による販売費減少、営業時間短縮や作業の平準化などにより人件費も減少した。その結果、営業利益は42億円の増益となった」と業績を解説した。
また、コロナ禍における営業について、「昨年2月には、米やパスタの欠品が始まり、粉ものなどの欠品が発生した。そのため、欠品の撲滅が最大の課題であり、レギュラー商品の欠品対策に取り組んだ」と述べた。
いなげやでは、1店舗を出店、8店を改装し、3店舗を閉店した。2022年3月期は1店舗の出店を計画している。
また、ドラッグストアのウェルパークの売上高は433億円(0.4%増)、営業総利益126億円(1.5%増)、販管費116億円(0.4%増)、営業利益10億円(15.8%増)だった。
本杉社長は、ウェルパークについて、「化粧品などの減少を、食品強化や新店効果などで補い増収となり、調剤の収益改善などにより、売上総利益率が0.3ポイント上昇した。販管費は、社員数の増加などを、折り込みチラシ削減や、作業改善による生産性向上で抑制した。売上高の確保に加え、販管費のコントロールが寄与し、営業利益は増益となった」と述べた。
ウェルパークでは、4店舗を出店、15店舗を改装し、5店舗を閉店した。2022年3月期は5店舗の出店を計画している。
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