フード・プラネット/飲食店事業展開の元東証2部上場会社、破産
2017年06月08日 20:10 / 経営
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帝国データバンクによると、フード・プラネットは6月7日、東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。負債は債権者約55名に対し約11億1041万円。
1986年3月、フロッピーディスクのコピー防止技術開発・販売を目的に設立された。
従前はコンピュータメディア事業、コンテンツ制作事業、システム開発事業などを行い、民間・公的機関の主催するベンチャー企業を対象とした各賞を受賞するほか多数の公的支援を受けていた。
ソフトメーカーを対象にCD-ROMほかの複製・製造からパッケージング・在庫管理・流通まで一貫して手がけ、2003年5月には東証マザーズ市場に株式上場を果たし(2015年2月に東証2部に市場変更)、2006年3月期(単体)には年売上高約23億900万円を計上していた。
その後、現在ではスイーツ事業を手がけるグループの統括を役割とし、グループの経営管理・経営戦略立案を主体とする事業持ち株会社として、傘下には複数の関係会社を抱え、グループ企業の事業活動の支援・管理、新規事業開発などの経営管理・経営戦略立案を手がけていた。
企業の株式取得などに努めていたが、過去の業績不振により当社単体・グループともに財務面は厳しい状況に陥っていた。
このため、過去に手がけていた太陽光発電事業を廃止するほか、事業体制の再構築に努めていたが、この間も営業損失・当期純損失の計上が続いていた。
2016年9月期の連結年売上高も約5億700万円にとどまり、債務超過に転落。
今年に入り4月28日をもって自社株式は東京証券取引所により整理銘柄に指定され、5月29日付で上場廃止となっていた。
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