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味の素/32億円かけ、インドネシア・カラワン工場の生産能力増強

2016年02月25日 15:45 / 海外

味の素は2月25日、連結子会社インドネシア味の素社(P.T. Ajinomoto Indonesia)が、インドネシア・ジャワ島西部にあるカラワン工場の風味調味料「Masako」(マサコ)の生産能力を増強する、と発表した。

<風味調味料「Masako」>
風味調味料「Masako」

設備投資額は、約3600億インドネシアルピア(約32億円)。

現在、「Masako」はジャワ島東部のモジョケルト工場と、2012年12月に稼働したジャワ島西部のカラワン工場の2拠点で生産している。

今回、カラワン工場の建屋を拡張して生産能力を増強し、従来モジョケルト工場でのみ生産していたビーフ風味をカラワン工場でも生産する。

これにより、生産能力が2工場合わせて約30%増強されると同時に、インドネシアの人口の約8割(約2億人)を抱えるジャワ島以西への安定的かつ効率的な供給が可能となる。

2017年7月稼働開始を予定している。

インドネシアの風味調味料市場は10万4000トン、過去数年間、二桁成長を続けている(2014年度同社推定)。

同社の風味調味料「Masako」は1989年の発売以来、鶏肉や牛肉の風味を料理に付与する汎用調味料としてスープや炒め物などに家庭で幅広く使用されている。

販売量は、2011年度以降年率約12%で継続的に増加しており、60%強のトップシェアを誇る。今後も、新規ユーザーのさらなる拡大と既存ユーザーの使用量増による販売量の拡大が見込まれることから、生産能力を増強する。

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