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大塚家具/1~9月は当期損失40億円

2016年11月04日 20:45 / 決算

大塚家具が11月4日に発表した2016年12月期第3四半期決算は、売上高343億4300万円(前年同期比18.3%減)、営業損失37億4600万円(前期は1億9000万円の営業損失)、経常損失36億2400万円(3900万円の経常損失)、当期損失40億8200万円(7100万円の当期損失)となった。

気軽さと充実したサービス提供の両立を目指し2月に全店舗をリニューアルオープンし、新たなオペレーション体制を本格的に始動した。

併せて、お客との継続的な関係を築くIDCパートナーズの活用や個人外商など、顧客深耕、リレーション強化のための取り組みも推進した。

リユース事業では、既存家具の処分に対する抵抗感を取り除くことによる買い替え促進、「良いものを使い継ぐ」循環型社会の実現、信頼できる家具リユース市場の確立による家具市場全体の活性化を目指し、本格始動した。

リユース事業の認知拡大と買い替え促進の一環として実施した「買取り・下取りキャンペーン」では、9月8日の開始から約2週間後には査定依頼が1万件を超えるなど想定を上回る反響があり、「買取り」「下取り」への関心や潜在需要が高いことがうかがえた。

商業立地にある路面店における来店客数は増加し、旧オペレーション体制から大きく変化した顧客対応の熟練度も向上しつつあり、店舗のオープンモデル化には一定の効果がみられた。

一方、まとめ買い・新築需要依存度の高い大型店の低迷が響き、消費環境の弱さも相まって売上は低調となった。

通期は、売上高483億2700万円、営業損失38億6300万円、経常損失37億400万円、当期損失43億5800万円の見通し。

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