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マツモトキヨシHD/4~6月は、インバウンド好調で増収増益

2017年08月09日 10:59 / 決算

マツモトキヨシホールディングスが8月9日に発表した2018年3月期第1四半期決算は、売上高1374億6900万円(前年同期比2.5%増)、営業利益82億1300万円(14.5%増)、経常利益88億4700万円(13.2%増)、当期利益57億7800万円(10.5%増)となった。

小売事業の売上高は1324億6900万円(2.4%増)、卸売事業42億1900万円(3.9%増)、管理サポート事業7億8000万円(14.0%増)となった。

小売事業は、比較的天候には恵まれたものの、気温や湿度の高低差による影響で、春・夏物のシーズン商品は好不調が分かれる展開となった。

売上高は、新規出店、PB商品の拡販、効率的かつ効果的な販促策の実行、KPI管理による経営効率の改善により順調に推移した。

訪日外国人観光客の購買動向に変化はあるものの、その変化にきめ細かく対応した各種のマーケティング戦略により、引き続きインバウンド需要は好調に推移した。

調剤事業も、既存店への併設を含め高い収益性の見込める物件を優先的に開局するとともに、地域医療連携を深めることで処方せん応需枚数が増加したことなどから順調に拡大した。

新規出店では、都市型、郊外型とともに、新業態店舗となる「BeautyU 銀座中央通り店」、免税強化型店舗となる都内台東区「御徒町駅前店」、鹿児島県鹿児島市「天文館なや通り店」、「髙島屋免税店SHILLA&ANA新宿店(フランチャイズ店舗)」など多彩なフォーマットを持つ強みと免税対応ノウハウを活かし、グループとして22店オープンした。

既存店舗の活性化を目的として26店の改装を実施、今後の成長に向け将来業績に貢献の見込めない13店を閉鎖した。期末のグループ国内店舗数は1564店となった。

通期は、売上高5600億円、営業利益292億5000万円、経常利益315億円、当期利益201億5000万円の見通し。

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