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カゴメ/中国で生鮮トマト事業開始、安全志向の高まり受け

2013年10月15日 / 経営

カゴメは9月27日、中国で生鮮トマトの生産・販売を行う「可果美紅梅(寧夏)農業」を現地企業と共同で設立し、中国における生鮮トマト事業を開始した。カゴメの生鮮トマト事業としては、初の海外進出となる。10月15日に発表した。

出資比率は、カゴメが60%、現地の山東紅梅園芸科技が40%。

中国では、安全・安心志向の高まりにより、会員制野菜宅配業者などを介して、生産過程における安全性が確認できる野菜を購入する消費者が増えているという。

こうしたニーズを受け、新会社では、カゴメが日本国内で蓄積した生鮮トマトの栽培技術や品種を活用し、良質で安心・安全な生鮮トマトを供給するビジネスを展開するとしている。

新会社の所在地である銀川でトマトを栽培し、北京・上海などの大消費地に輸送、販売する計画。

2017年までに、栽培面積4.4ヘクタール、総収量で530トンの生産を計画しており、売上高は1億円を見込む。

中国のトマト消費量は年間3892万トンで世界1位とされ、1人当たり消費量も28.5キログラムで日本の3.4倍
あるという。

■新会社の概要
所在地:中華人民共和国 寧夏回族自治区銀川市
設立日:2013年9月27日
主な事業内容:生鮮トマトの栽培販売など
資本金:300万元(約5000万円)

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