タッパーウェア日本法人/破産手続き開始、負債38億円
2025年06月19日 10:05 / 経営
- 関連キーワード
- 帝国データバンク
帝国データバンクによると、タッパーウェアブランズ・ジャパンが(資本金4億5000万円、東京都千代田区)は、6月11日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。
同社は、プラスチック製保存容器「タッパー」の生みの親である米国のタッパーウェア・ブランズ・コーポレーションの日本法人として、1963年(昭和38年)4月に設立された。
近年は需要の減少で売り上げが落ち込む中、コロナ禍では自宅で料理する人が増え、食品保存の需要が一時的に高まったことで売り上げは微増となった。しかし、その後減少基調で推移。原材料費や人件費・輸送費の高騰により、2022年12月期には赤字に転落していたという。
また、2024年9月、米タッパーウェア社と一部子会社が、安価な競合品の台頭、原材料費・輸送費の高騰による収益性の悪化を理由に、米連邦破産法11条(チャプター11)を申請していた。
なお、日本法人は、グループの再編に伴い2025年1月31日に実質的に事業を停止していた。
負債は米関連会社からの借り入れを中心に、債権者約13人に対し約38億6500万円。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。