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三菱商事は12月24日、中国の水産会社である浙江大洋との合弁で、中国浙江省杭州市に水産物加工販売会社「浙江大菱海洋食品」(新会社)を設立したと発表した。
新会社の資本金は1000万米ドルで、出資比率は、浙江大洋75%、三菱商事25%。浙江大洋は漁業や水産物の加工・国内外販売を行う中国有数の総合水産会社であり、中国の寿司・刺身市場を開拓してきた先駆者的企業。
自社ブランドの導入や百貨店内の鮮魚専門店運営等、独自の内販事業を展開する。新会社は、浙江大洋の内販事業を譲り受け、三菱商事が日本で培ったノウハウと経験を組み合わせ、中国市場で新たな水産物流通・販売に取り組む。
三菱商事が生産基盤を持つチリ産養殖サーモンやタイ産養殖エビ、日本産養殖マグロ、浙江大洋が漁獲した天然のマグロを中国の主要都市で販売し、中国国内で伸長する寿司・刺身需要に対応する。
ホタテやサンマ、ブリなど日本の水産物も取扱い、食の多様化が進む中国で「和食」の拡大に向け、水産物供給の側面から貢献するという。