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三菱商事/インドネシアの清涼飲料事業に参入

2014年08月27日 / 経営

三菱商事は8月27日、インドネシアで清涼飲料事業に参入すると発表した。現地企業との合弁会社を通じ、タイの飲料大手イチタンと折半出資で飲料の製造販売会社を設立する。資本金は約35億円。

新会社は2015年から、同国で「イチタン」製品の販売を始め、16年から現地生産を開始することを目指す。

三菱商事は11年から、インドネシアのアルファグループと設立した合弁会社のAP社を通じ、同国で製パンや製菓などの製造事業を展開している。AP社には、三菱商事が40%、アルファグループが60%出資している。

インドネシアでは、中間層の所得向上に伴い、清涼飲料市場のさらなる拡大が見込まれるている。同市場は、推定で前年比13%増の勢いで成長しており、20年頃には1兆円の規模に達すると予想されている。

新会社の合弁相手となるイチタンは、タイにおける茶系飲料最大手。2010年に設立された新興企業だが、テレビ、新聞、雑誌やSNSなどを用いたマーケティングや、商品開発力を武器に、タイの茶系飲料業界に参入してから1年半でトップシェアを獲得したという。13年12月期の売上高は約200億円。

<タイで展開するイチタンブランドの茶系飲料>
タイで展開するイチタンブランドの茶系飲料

■新会社の概要
社名:PT. Ichitan Indonesia (仮名)
本社所在地:インドネシア ジャカルタ(予定)
事業概要:清涼飲料の製造・販売

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