三陽商会/7月はクリアランスセール好調で3%増
2014年08月11日 / 月次
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三陽商会が発表した7月の商況によると、全社の7月の店頭販売額は前年比3%増となった。内訳は、セール11%増、プロパー2%減だった。
7月に入り、本格的な夏物クリアランスセール期間となり、7月16日から夏物衣料のセールを実施した。梅雨明け前後のこの時期、首都圏を中心に気温が上昇したことを受け、生活者の夏物需要が一気に高まった。
需要拡大時期と、夏物衣料のセール開始時期が一致したこともあり、7月中旬以降、セール売上が好調に推移した。
紳士服ではクールビズを背景にビジネスシーンを意識した商品を中心に、サマーニット(数量前年比33%増)カジュアルジャケット(22%増)、スーツ(3%増)、カジュアルパンツ(3%増)カジュアルシャツ(2%増)などの売上が伸びた。
反面、ビジネスシーンにおいて、やや硬いイメージであるテーラードジャケットやスラックスなどの売上は鈍化傾向となった。
婦人服では各地における局地的大雨の影響により、レインコート(115%増)の売上が大きく伸びたほか、今年のトレンドアイテムであるスカート(9%増)と、それに合わせる冷房対策用としてインナーの上に羽織るタイプのニット(11%増)が6月に引き続き好調に推移した。ボトムスではスカートが好調な反面、パンツの売上は鈍化した。
売上が好調なブランドは、紳士服では、「エポカウォモ」「三陽山長」「フランコ・プリンツィバァリー」「ポール・スチュアート」「マッキントッシュフィロソフィー」など、婦人服では、「アマカ」「マッキントッシュフィロソフィー」など。