流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





三陽商会/8月は秋物本格投入で、プロパー売上2けた増

2014年09月08日 / 月次

三陽商会が発表した8月度商況によると、全社における8月の店頭販売額は前年比9%増となった。

売上のうち、プロパーは11%増、セールは6%増となり、秋物本格投入後の低気温を受け、プロパー売上が2けた増となった。

前半は気温が高く夏物セールが順調な動きを示し、後半ではおもに関東でみられた気候の低温化に伴い、店頭VPなどで打ち出しを強化したアウターを中心に、秋物プロパーが好調に推移した。

色目は、秋を感じさせる、ボルドー系やマスタード系、カーキ系、ネイビー系などが人気となった。

紳士服では、夏のクールビズから秋の装いに向けた意識変化を背景に、綿コート(数量前年比175%増)、ジャケット(21%増)、ニット(17%増)、ブルゾン(9%増)、スーツ(3%増)、などの売上が伸びた。一方、夏物セールを中心に薄手素材のカット・ソーやパンツなどの売上は鈍化傾向となった。

婦人服でも、色や素材で秋を感じさせる商品の需要が高まり、綿コート(113%増)、ブルゾン(56%増)、ジャケット(22%増)、スカート(22%増)などの売上が伸びた。反面、紳士服と同様に薄手素材を用いたワンピース、ブラウス、カット・ソーの売上は鈍化した。

売上が好調なブランドは、紳士服では、「エポカウォモ」「三陽山長」「ポール・スチュアート」「マッキントッシュフィロソフィー」など、婦人服では、「アマカ」「コトゥー」「トランスワーク」「ポール・スチュアート」「マッキントッシュフィロソフィー」など。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧