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三陽商会/12月は高単価冬物商材が堅調

2014年01月14日 / 月次

三陽商会が発表した月度商況によると、全社の12月店頭販売額(前売)は、前年比1%増となり、11月に続き前年を上回った。

百貨店を中心とした衣料マーケット全体において、紳士服ではスーツを中心にビジネス関連商品、婦人服ではコートを中心に高単価商品が好調な販売状況となった。

紳士服では、ウールコート、スーツ、ドレスシャツといったビジネスアイテムが好調に推移し、全体の売上をけん引した。ウールコートの販売着数では30%増以上となり、ステンカラーコートやピーコートなどが売れ筋となった。

スーツアイテムは販売着数で約3%増と堅調に推移し、特にパターンオーダーを含む10万円台の高額ラインのスーツが人気となり、客単価が上昇する傾向があった。

ドレスシャツアイテムは、無地物、柄物を問わず好調な売れ行きを示し、販売着数で約13%増となった。ビジネスアイテムが上昇した反面、カット・ソー、ジャケットといったカジュアル商品の売上は低調となり、全体の売上を大きく伸ばすにはいたらなかった。

売上が好調だったブランドは「エポカウォモ」「フランコ・プリンツィバァリー」「マッキントッシュフィロソフィー」など。

婦人服では、トレンチコートとワンピースが好調に推移した。トレンチコートを含む綿素材を中心としたコートの販売着数では約4%増となった。

12月に入り新たな商品の動きとして、クリスマスシーズンを意識したワンピースアイテムがあげられ、フラワープリントやラメ入りツイードといった、華やかな雰囲気を感じさせる素材を使用したものが特に人気を集め、販売着数で約6%増と好調な売上で推移した。

反面、カット・ソー、ブルゾンといったカジュアルアイテムの売上が鈍かったこと、今年のトレンドアイテムであるスカートでは、市場の需要に応えきれなかったことが要因となり、全体の売上を大きく伸ばすにはいたらなかった。

売上が好調だったブランドは、「エヴェックスバイクリツィア」「ポール・スチュアート」「マッキントッシュフィロソフィー」など。

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