資生堂/売上高3.8%増、営業益43.6%減
2015年01月30日 / 経営
資生堂は1月30日、2015年3月期第3四半期(4~12月)決算を発表した。
売上高は5557億円(前年同期比3.8%増)、営業利益は188億円(43.6%減)、経常利益は205億円(42.0%減)、純利益は278億円(66.1%増)となった。
国内売上高は2.4%減、海外は10.2%増。為替変動の影響を除くと、海外売上高は実質2.8%増だった。
地域別売上高を為替の影響を除いた実質ベースでみると、米州は4.9%増、欧州は0.6%減となった。アジア・オセアニアは3.4%増で、中でも中国は4.4%増だった。
利益面では、国内での人件費増に加え、海外でのマーケティング投資強化や米国の物流センターでのトラブルに伴う費用増などが営業利益を下押した。
一方、デクレオールとカリタブランドの譲渡に伴い特別利益を計上したことなどから、純利益は増加した。
通期予想については、売上高のみを従来の7700億円から7750億円(前期比1.7%増)に引き上げた。4~12月期実績と為替動向を反映させた。
営業利益は250億円(49.6%減)、経常利益は260億円(49.4%減)、純利益は300億円(14.7%増)で、従来予想を据え置いた。
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