丸栄／豊橋丸栄の株式譲渡

2010年07月15日／経営

丸栄は7月15日、連結子会社で百貨店事業の豊橋丸栄の株式を、豊橋丸栄再生投資事業組合（仮称）へ譲渡するための基本合意を同組合と締結し、株式譲渡契約の締結に向けた協議を開始することを決めた。

8月末～9月上旬をめどに契約を締結し、9月上旬～10月上旬に株式を譲渡する。

丸栄はグループ全体で百貨店事業の業績不振が続き、豊橋丸栄の経営再建に必要な支援を追加的に行うことが困難となっている。

豊橋丸栄は東三河地区唯一の百貨店で、豊橋駅前最大の商業施設として顧客基盤を持ち、コスト削減と有利子負債の返済負担を軽減することで、一定の利益とキャッシュフローを創出できると見られる。

そこで同組合の業務執行組合員となる予定の長期産業投資と協議した結果、豊橋丸栄の債務などを丸栄が一定程度負担して資金繰りの負担を軽減し、同組合に丸栄が保有する豊橋丸栄の株式を譲渡して豊橋丸栄の経営再建に取り組むことで、豊橋丸栄の自立的な再建が可能と判断。

長期産業投資と基本合意に達した。丸栄は株式譲渡で30億円程度の特別損失の発生を見込んでいる。

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