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ファーストリテイリング/通期の売上18.9%増、営業利益2割増の1323億円

2010年10月08日 / 決算

ファーストリテイリングが10月8日に発表した2010年8月期業績によると、売上高8148億1100万円(前年同期比18.9%増)、営業利益1323億7800万円(21.9%増)、経常利益1237億5500万円(22.2%増)、当期利益616億8100万円(23.9%増)となった。

国内ユニクロ事業は、売上高6055億円(12.5%増)、営業利益1295億円(17.0%増)と二けたの増収増益となった。

秋冬シーズンにおいて、販売数量を前年の2000万枚から4700万枚へと大幅に増やしたヒートテックの販売が好調だったこと、プレミアムダウンウルトラライトジャケットなど新商品の販売が好調だったことにより、上期の業績が大幅な増収増益になったことが要因。

下期は春先の低温による春物販売の苦戦、8月の猛暑による秋物の立ち上がりの遅れや、ユニクロが従来から強みとしているコア商品の在庫不足により、既存店売上高は減収となった。この結果、値下げロスによる粗利益率低下により、下期の営業利益は減少した。

通期を通して順調に推移し、直営店78店舗を出店、40店舗を閉店するといったスクラップ&ビルドにより、1店舗当たりの売場面積を拡大している。年度末の店舗数は808店舗(フランチャイズ店20店舗含む)と、前年期末比38店舗増加した。通期で大型店を31店舗出店したことから、年度末における大型店は102店舗となっている。

海外ユニクロ事業の業績は、売上高が727億円(92.5%増)、前期比でほぼ倍増、営業利益が63億円(292.9%増)、前期比約4倍増となった。連結会計年度末における海外ユニクロの店舗数は44店舗増加し、136店舗まで拡大している。

アジア地区におけるユニクロの店舗数は118店舗で、中国、韓国での出店を加速している。

来期の業績は、売上高8560億円、営業利益1135億円、経常利益1085億円、当期利益510億円の見通し。

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