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高島屋/大規模ECシステムをクラウドで刷新

2011年02月21日 / IT・システム

高島屋は2月21日、運営する複数のECサイトのシステムをNECのECクラウドサービス「NeoSarf/EC」を利用して、プライベートクラウドに刷新したと発表した。
NECのECクラウドサービス「NeoSarf/EC」によりプライベートクラウド環境を構築し、3つのサイトの商品管理、注文管理、会員管理といった共通の機能を統合した上で運用することで、TCOの約50%の削減を実現した。
高島屋はこれまで、オンラインストア・通販・ファッションモールの3つのECサイト(商品点数:1万5000点)のシステムを個々に構築しており、運用の効率化が課題となっていた。
1つのEC基盤上で運用されることにより、これまでサイトごとに別々に購入しなければならかった商品を同時に購入可能となり、商品の購入後に各サイトの業務管理システムに振り分ける仕組みとなっている。
「NeoSarf/EC」は、商品情報表示・商品検索などのフロント機能、商品管理・注文/受注管理・コンテンツ管理・顧客管理などのバックオフィス機能、ログ管理・アクセス権限管理などの共通機能といったECシステムの基本機能に加え、コンテンツ登録・管理などの付帯機能をクラウドサービスで提供するもの。
この他、NECの共通IT基盤サービス「RIACUBE」を活用することにより、中元・歳暮などの繁忙期においても、自社においてサーバー増設を行うことなく、集中するアクセス処理に対応でき、高島屋では、通常の6倍のアクセスが集中する繁忙期でも通常通りのアクセス処理が実現する。
さらに、顧客データの一元管理により、顧客動向の分析や新たな販促の実施、ECサイトの受注レポート(月6万枚)を電子データ化、SEO対策とサイト内のユーザビリティ向上によるページビュー数の約20%向上を実現する。
問い合わせNEC 流通・サービス業サービスソリューション事業部TEL:03-3456-6175sales-ecpf@ecpf.jp.nec.com

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