三越伊勢丹/東横線沿線にもチラシ投入へ
2013年02月13日 / 経営
三越伊勢丹は春以降に、実験的に東急東横線沿線へ伊勢丹新宿本店のチラシ投入を開始する。
3月16日から東京メトロ副都心線が開業し、新宿三丁目から東急東横線を通じ横浜まで、地下鉄の直通運転開始に伴うもの。
昨年11月にも田園調布を中心とするエリアにチラシを投入し、伊勢丹新宿本店への集客効果を検証している。
大西洋社長は「百貨店は自分の力でお客を集めるのが原点であり、副都心線開通による客数増には期待していない。ただ、事実として自由が丘から14分、田園調布から20分で新宿三丁目までこれる。副都心線開業後の来店動向を観察したい」と語った。
11月のチラシ配布では、既存のMICARD会員の来店があったため、4月以降に、東横線沿線にもチラシを配布し商圏拡大を目指す予定だ。
同社によると、「年に1回程度しか伊勢丹新宿本店を利用しないお客様の来店頻度を高めるなど、商圏の掘り起こしは十分に可能だ」という。