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オークワ/2009年2月期、プライベートブランド拡大で売上高10%増

2009年04月06日 / 決算

南近畿の食品スーパー、オークワが4月6日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は2765億8600万円(前年同期比10.0%増)、営業利益76億400万円(3.1%減)、経常利益76億7100万円(5.1%減)、当期利益41億9500万円(3.2%増)の増収減益となった。

240品目に取扱を倍増させた生活応援セールの「ストップ・ザ・プライス」の継続、和歌山市に新たに開設した食品工場オーデリカファクトリー和歌山の稼働によるストアブランド商品の強化、自社プライベートブランド商品「オーエコノミー」・「オークオリティ」ブランド商品の販売開始など商品力の強化に取組んだ。

また、仕入れコストの削減、一般管理費・販売費の削減など経営効率の向上に、1万人超のパートナー全員研修を実施した。一方、セルフレジは37店舗・186台に拡大し、ネットスーパーも期末で5店舗となり、FAX、電話、携帯電話での受付も実験導入した。

環境負荷削減の取り組みでは、レジ袋有料化を75店舗まで拡大。店舗状況は、岐阜県下にプライスカット岐阜柳津店、兵庫県下にプライスカット明石大久保店を出店し、大阪府下にSSM業態の忠岡店、奈良県下に香芝インター店とスーパーセンターオークワ御所店など6店舗を新規出店した。1店舗の移転新築と1店舗の閉店も並行して実施。

スーパーセンターやプライスカット業態が、前期に続き好調に推移したこと、SSM業態も業態変更や店舗改装で既存店の活性化を図ったことなどで、既存店売上高は0.6%増となった。

昨年6月30日には愛知県、静岡県などに17店舗を展開しているパレを子会社化。東海エリアへの営業拡大を図った。これで、スーパーマーケット事業全体では連結子会社ヒラマツの7店舗を含め、167店舗体制となった。外食事業を中心に展開する連結子会社オークフーズは、期中に2店舗の改装と4店舗の閉鎖を行い、昨年8月21日には回転寿司を展開する黒潮を合併。これで期末店舗数は41店舗となった。

次期は品目をより拡大した「ストップ・ザ・プライス」の展開推進などで売上高3000億円(8.5%増)、営業利益76億5000万円(0.6%増)、経常利益77億円(0.4%増)、当期利益31億5000万円(24.9%減)と増収減益の見通し。

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