流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





イオン九州/2009年2月期、売上高11%増、当期利益99.2%減

2009年04月06日 / 決算

イオン九州が4月6日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は2689億6100万円(前年同期比11.9%増)、営業利益4億7100万円(51.7%減)、経常利益3億7900万円(56.9%減)、当期利益400万円(99.2%減)の増収減益となった。

事業別の概況は総合スーパーのGMS事業で、食料品では、火曜市の開催や感謝デーを強化し、トップバリュの拡販や「生活応援特価」、「がんばろう日本!とことん価格」など、安価な商品を提供する取組を継続。既存店売上高は4.9%と伸長した。

衣料品では、靴・鞄・服飾・ホビーなどの非アパレルや紳士スーツ・紳士服飾などが堅調に推移したが、衣料品全般が不振に終わった。住居余暇商品では、上半期はガソリン価格高騰による自転車関連商材やオリンピック効果による薄型テレビの需要で好調だったものの、年度後半の急速な景気後退により家電・寝具関連を中心に伸び悩み、既存店売上高は3.1%減。

店舗状況は昨年12月にイオンモール筑紫野の核店舗としてジャスコ筑紫野店を開店した。既存店ではジャスコ福岡東店・ジャスコパークプレイス大分店など5店舗の改装活性化を実施。GMS事業の売上高は2085億1400万円(12.2%増)、売上既存店比は99.9%となった。

スーパーセンター・ホームセンター事業は、ホームセンター店舗で高齢化社会への対応の取組として、ペット関連や園芸用品などが順調に推移。しかし建築基準法の改正、景気後退による住宅着工件数の減少の影響を受けDIY用品などが伸び悩んだ。

店舗状況は8月にホームワイド時津店、10月にホームワイド御船店を開店。並行してホームワイド野津店、6月にワイドマート別府店をそれぞれ閉店した。

スーパーセンター店舗では、火曜市の強化で平日の集客力を向上させ、衣料品でGMS事業のノウハウを活用した商品システムの変更などによる利益改善に取組んだ。店舗状況は、4月にイオンスーパーセンター大木店を開店。同事業の売上高は439億8400万円(7.6%増)、既存店売上高は3.0%減となった。

次期は在庫削減、経費コントロールの強化によるコスト構造の変革などで売上高2630億円(2.2%増)、営業利益11億円(133.4%増)、経常利益8億円(111.1%増)、当期利益2億4000万円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧