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マックスバリュ西日本/2009年2月期、トップバリュ売上拡大で売上高10.4%増

2009年04月06日 / 決算

マックスバリュ西日本が4月6日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は2162億8600万円(前年同期比10.4%増)、営業利益83億8400万円(9.3%増)、経常利益86億3300万円(8.6%増)、当期利益42億8500万円(10.8%増)の増収増益となった。

同期は商品面で、品質・鮮度の差別化戦略の推進と並行し、価格志向商品への対応強化に努めた。イオングループのプライベート・ブランド「トップバリュ」では、商品開発段階の積極的な関与により、新ラインアップも加わり、売上構成比で1.2%増と売上が向上した。

一方、2007年度に全店舗に導入した新システムのオープンデータベース・マーチャンダイジングシステムの活用などで、ローコスト・オペレーションの推進と出店数の大幅増に対処するため、組織上からもストアオペレーション本部を設置。新店・既存店の生産性向上に努めた。

また、来店客が精算するセルフレジの導入拡大も、期末時点での導入店舗数は6県25店舗に増加。売上高は既存店ベースで3.0%増と伸び、売上総利益率は前期の24.8%から25.0%に増加。店舗開発面では、積極的なスクラップ&ビルドを推進し、当期では須磨海浜公園駅前店など14店舗を新設。既存店舗でも5店舗の活性化を実施し、太子東店など5店舗の閉鎖を行った。

これらの店舗の開設投資額など126億700万円は自己資金でまかなった。6月に出店したザ・ビッグロックタウン周南店は、数年ぶりに新たなパターンによるザ・ビッグ店舗の出店となった。ザ・ビッグ業態での新規出店は13年ぶりで、今後はザ・ビッグ業態の出店も並行して加速させ、各ドミナントエリアでのシェア率向上を目指す。

次期は売上高2300億円(6.3%減)、営業利益85億円(1.4%増)、経常利益86億5000万円(0.2%増)、当期利益43億円(0.3%増)と増収増益の見通し。

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