エイチ・ツー・オーリテイリング/通期の売上高8%増、営業利益21.6%減
2009年05月13日 / 決算
エイチ・ツー・オーリテイリングが5月13日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高5095億2500万円(前年同期比8.0%増)、営業利益134億1600万円(21.6%減)、経常利益153億200万円(15.2%減)、当期利益63億8000万円(32.5%減)となった。
2007年10月の阪神百貨店との経営統合を機に長期事業計画を見直し、「GP10(グランプリテン)計画VER.2」を策定し、基本戦略である「関西商圏におけるマーケットシェアの拡大」に向け、様々な取り組みを進めてきた。
2008年度は、効率的な経営体制の構築を重点課題ととらえ、阪急百貨店と阪神百貨店の合併とスーパーマーケット事業の事業会社など5社の合併など、グループ各事業の再編を行った。その一方で、西宮阪急(兵庫県西宮市)の開業や食品スーパーの出店・改装などとともに、JR大井町駅前(東京都品川区)の再開発に着手するなど、「GP10計画VER.2」の諸施策を実施した。
2008年10月には、グループの将来の成長を見据え、髙島屋と経営統合を目指した業務提携・資本提携に合意し、業務提携委員会を立ち上げ協議を進めている。資本提携については、ことし2月末までにそれぞれの発行済株式総数10%の普通株式を相互に取得した。
事業別にみると、2007年10月の阪神百貨店との経営統合以降、阪急百貨店と阪神百貨店の間で、諸制度の整合やシステム統合などの統合作業を進めてきた。2008年10月に両社を合併し、阪急阪神百貨店としてスタートした。
合併後も、阪急百貨店と阪神百貨店という2つのブランドを維持しながら、11月にはPOSシステムを統合するなど、両百貨店を効率的・効果的に一体運営する体制を整える一方で、共同イベントなどの営業施策も強化した。
阪急百貨店うめだ本店の売上高は1728億8700万円(0.1%減)、阪神百貨店梅田本店は942億8900万円(6.7%減)。支店合計の売上高は、既存店の苦戦と2008年3月末に閉鎖した大井阪急食品館の影響により、1167億1700万円(2.7%減)。百貨店事業全体の売上高は3897億9200万円(10.9%増)、営業利益は107億9100万円(20.6%減)。
スーパーマーケット事業では、2008年10月、中間持株会社であった阪食と子会社で食品スーパーを運営する阪急オアシス、阪急ニッショーストア、阪急ファミリーストア、共同調達を行う阪急フレッシュエールの4社を合併し、スーパーマーケット事業を効率的に運営する体制を整えた。だが、年末以降は高級食材の売上が鈍化するなど買上単価の低下が影響し、既存店ベースでの売上高は97.2%と前年を下回り、スーパーマーケット事業全体の売上高は872億700万円、前期比97.1%、営業利益11億7000万円、前期比82.1%となった。
次期の見通しは、阪急百貨店うめだ本店の建て替え工事やJR大井町駅前再開発を進めるとともに、阪神尼崎店出店など、成長戦略を進めていく。阪急百貨店うめだ本店では、工事の進捗に伴い、ことし9月に完成する第Ⅰ期棟での営業が開始されるが、現在に比べ売場面積がさらに減少し、減収を予想している。
そのため、阪神百貨店梅田本店の改装やハウスカードの再編に加え、経費構造の見直しによる大幅な経費削減に取り組み、減益幅を最小限に抑制する。スーパーマーケット事業では、関西エリアで出店するとともに、2008年秋に竣工した惣菜工場の本格稼動やPB商品の拡大を通して、増収増益を目指す。
通期の予想は、売上高4600億円、営業利益60億円、経常利益68億円、当期利益27億円を予定している。
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