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オンワード/減収減益、当期利益60.7%減

2008年10月14日 / 決算

オンワードホールディングスが10月10日に発表した2009年2月期の中間決算によると、売上高は1324億6900万円(5.9%減)、営業利益59億9000万円(19.1%減)、経常利益68億2500万円(37.7%減)、当期利益は24億9700万円(60.7%減)となった。

オンワード樫山において、経営資源の選択と集中化により、粗利益率の改善がはかれたものの、市況低迷の影響を受け、その他の国内子会社も、経営環境の悪化により、全体としては当初計画を下回った。海外事業は、今まで成長の柱となっていた欧州地区が、今後の拡大のための投資を行ったことにより、減益となった。

基幹ブランドの「23区」は、商品企画の刷新とテレビCMキャンペーンを行った結果、増収増益となったが、百貨店流通の事業全体では、市況の低迷を受けて前年実績を下回った。

一方、新流通の事業は、基幹ブランドの「エニィスィス」が順調に拡大するなど、全般的に回復基調となった。
アパレル事業の売上高は1241億500万円(5.6%減)、営業利益60億4200万円(14.9%減)となった。

通期の見通しでは、「23区」に加えて「自由区」で商品企画の刷新とテレビCMキャンペーンを展開し、百貨店市場での売上拡大と収益性の向上をはり、来期に向け、百貨店流通および新流通マーケットに提案する、

海外事業は、欧州地区のジボコーグループは新規契約ブランドによる拡大と、生産性の向上をはかり、今後の成長に向けた構築を進め、通期予想は、売上高は2,790億円(2.8%減)、営業利益159億円(14.6%減)、経常利益184億円(23.7%減)、当期利益65億円(46.8%減)を見込んでいる。

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