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ハピネット/複数の事業でヒット作に恵まれ売上高12%増、営業利益18%減

2009年08月11日 / 決算

ハピネットが8月11日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は401億600万円(前年同期比11.9%増)、営業利益4億2600万円(18.2%減)、経常利益5億4600万円(12.8%減)、当期利益5億5000万円(79.8%増)となった。

各事業の概況は、中核事業の玩具事業でバンダイの「仮面ライダー ディケイド」、「フレッシュ プリキュア!」など男女児キャラクターや、タカラトミー「ベイブレード」が好調に推移した。利益面でも、在庫管理など徹底的な効率化の推進で在庫処分の削減が図られ、大幅に改善した。売上高は104億2500万円(2.6%増)、営業利益は2億8900万円(前期は3100万円の営業損失)となった。

映像音楽事業は専門店を中心とした販売が減少しているものの、今年3月に子会社化したウイントの損益を第1四半期より連結したため、売上高は前期を大幅に上回ったが、利益面では目立ったヒット作がなかったことやのれん代の影響などで低調に推移。売上高は165億3500万円(89.9%増)、営業利益は3700万円(92.0%減)となった。

ビデオゲーム事業は市場を牽引するようなヒット作がなく苦戦した。売上高は72億600万円(36.0%減)、営業利益は1億8300万円(26.8%減)。

アミューズメント事業は、玩具自動販売機商材で市場を牽引するリード商材がなかったものの、キッズカードゲーム機で、バンダイ「仮面ライダーバトル ガンバライド」、スクウェア・エニックス「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード2」が好調に推移。利益面では、事業構造改革の効果が現れ好調に推移した。売上高は42億3100万円(3.8%減)、営業利益は1億9200万円(163.0%増)と大幅増益となった。

その他事業は、主力のコンビニエンスストア向けのトレーディングカードでバンダイ「バトルスピリッツ」、タカラトミー「デュエルマスターズ」などのヒット商品があったため売上高は17億800万円(29.3%増)、営業利益3700万円(362.5%増)となった。

通期は売上高2000億円(19.9%増)、営業利益23億円(7.6%増)、経常利益25億円(7.6%増)、当期利益13億円(14.4%増)を見込んでいる。

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