ニッセン/催事販売事業撤退で、当期損失52億円
2008年10月27日 / 決算
通販のニッセンホールディングスは2008年12月期の第3四半期の業績を発表した。それによると、売上高1133億2200万円(前年同期2.7%増)、営業利益10億9400万円(36.2%減)、経常損失5億7800万円(前年同期は経常損失26億100万円)、当期損失52億3500万円(対前年同期は純損失33億6900万円)と大幅な損失となった。
通販事業は、インターネット・モバイル通販の積極拡大策、効率的なカタログ発行による顧客稼働数の増加、ローコスト・マネジメントの推進等の結果、売上高13.6%の増加となり、第3四半期累計も増収増益を達成している。
新セグメントの金融事業は、ニッセン・ジー・イー・クレジットが、通常債権の貸倒償却額が増加したものの、債権回収を強化したことで引当金が減少し、販売管理費の削減で、3四半期累計の経常利益が15億1100万円となった。
現販事業は、催事販売事業をことし12月までに撤退するが、撤退を開始した平成20年9月度の販売実績が大きく計画を下回り、また事業撤退に伴う費用が発生した結果、累計の売上高、営業利益、経常利益ともに前年を下回り、催事販売事業の撤退による特別損失を27億7200万円計上した。
なお、通期では売上高1559億円、営業利益25億円、経常は9億円の損失から11億円の利益のはばで、当期損失は66億円から54億円内で見込んでいる。
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