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日本マクドナルドHD/売上1割減、営業利益23.9%増

2009年11月02日 / 決算

日本マクドナルドホールディングスが11月2日に発表した2009年12月期第3四半期業績によると、売上高2768億6100万円(前年同期比10.0%減)、営業利益176億6300万円(23.9%増)、経常利益169億5300万円(25.0%増)、当期利益95億3900万円(2.5%減)となった。

今後数年以内で実施する小型店舗等の戦略的閉店の一環として、第2四半期連結会計期間に閉店を決定した68店舗について、第3四半期連結会計期間に実際に閉店した9店舗に関しては店舗閉鎖損失1億1300万円を特別損失に計上しており、第4四半期連結会計期間以降に閉店を予定している59店舗に関しては店舗閉鎖損失引当金繰入額6億4500万円を特別損失に計上している。

主力のハンバーガーレストラン事業では、24時間営業店舗の拡大(1791店舗)、ドライブスルー店舗の拡大(1296店舗)、店舗改装(92店舗)により顧客基盤の拡大に努めると同時に、経済状況や時流にあったプロモーション活動によって、マクドナルド独自の付加価値の提供を行った。

店舗展開については、フランチャイズ化を推進している。収益基盤の強化と資産効率の向上のために実施してきた従来の店舗スクラップ・アンド・ビルドに加え、フランチャイズ化戦略と連動した収益性とマクドナルド・ブランドの向上のため、第2四半期連結会計期間に小型店舗などの戦略的閉店と移転に着手した。

今後数年以内に店舗規模や立地などの観点から、閉店することで経営効率とブランドイメージを最大化することが可能な店舗の大規模な閉店と、採算性に優れた店舗の新設を進め、フランチャイズ店舗を含めた店舗網全体の質を高めていく計画だ。

第3四半期連結累計期間の既存店売上高は1.7%増となった。システムワイドセールス(直営店舗とFC店舗の合計売上高)は前年同期比126億45百万円増加(3.3%増)し、3974億200万円となった。

通期の業績予想は、売上高3550億円、営業利益236億円、経常利益220億円、当期利益126億円の見通し。

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