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セブン&アイHD/特損391億円で当期利益が半減

2010年04月08日 / 決算

セブン&アイ・ホールディングスが4月8日に発表した2010年2月期業績によると、売上高5兆1112億9700万円(前年同期比9.5%減)、営業利益2266億6600万円(19.6%減)、経常利益2269億5000万円(18.7%減)、当期利益448億7500万円(51.4%減)となった。

北米におけるガソリン単価の大幅な下落と円高による減収の影響が約3400億円あったため、9.5%の減収となった。金融関連事業は増益となったが、おもに国内における小売事業が厳しく推移したことによって、営業損益、経常損益ともに減益となった。当期利益は、特別損失として百貨店事業にかかわるのれんの償却額を391億円計上したことなどにより、ほぼ半減となった。

主力のコンビニエンスストア事業の売上高は1兆9685億5500万円(14.7%減)、営業利益は1838億3700万円(13.8%減)、スーパーストア事業の売上高は2兆165億5800万円(5.1%減)、141億7800万円(42.7%減)、百貨店事業の売上高は9228億4700万円(7.1%減)、13億6600万円(92.5%減)、フードサービス事業の売上高は864億2000万円(15.9%減)、営業損失27億4100万円(前期は29億4800万円の営業損失)、金融関連事業の売上高は1104億4400万円(11.6%減)、営業利益は301億5200万円(18.3%増)。

コンビニエンスストア事業では、ガソリン単価下落による1900億円、円高による1500億円の減収要因があった。

次期の業績予想は、売上高5兆2000億円、営業利益2400億円、経常利益2370億円、当期利益1000億円の見通し。

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