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日本アクセス/中国の卸会社に出資、グローバル卸を展開

2009年06月08日 / 海外

日本アクセスは6月8日、伊藤忠商事と伊藤忠(中国)集団有限公司(以下:ICN、中国北京市)が出資する中国の卸会社、上海中金(中国上海市)の伊藤忠商事グループ出資持分のうち25%を取得し、共同出資による合弁会社を運営することで合意したと発表した。

日本アクセスは次世代卸として「グローバル卸」戦略を検討していたが、中国華東地域にて卸事業を展開する上海中金に出資を実施するもの。

この出資により、中国市場戦略上、上海中金を中国流通市場での卸事業展開の中核と位置づけ、日本式卸のノウハウを供与し、営業面・物流面・情報面などにおいて機能拡充を図る。

また、日系メーカー商品の中国国内での拡販支援や日本国内からの日本食材の調達、日本国内メーカー・小売業の中国進出支援に取組み、海外事業の拡大を行なっていく。

上海中金は、2007年1月に伊藤忠商事とICNが合計80%(残り20%は現上海中金総経理蔡氏が保有)の出資を実施しており、伊藤忠商事グループの連結事業子会社となっている。

今回、日本アクセスは伊藤忠商事グループの出資持分のうち25%を取得し、伊藤忠商事、ICNと蔡氏(現上海中金総経理)と共同出資により合弁会社を運営するもの。

合弁契約締結を6月下旬に行い、出資実行は7月下旬を予定している。

出資会社の概要
会社名:上海中営銷発展有限公司
本社所在地:上海市南丹東路
設立:1995年
資本金:7,300千RMB
主な事業:食品、飲料、酒類及び生活雑貨品等の卸売業
取引企業:GMS、SM、CVS、外食レストラン等、上海市を中心とした292社5,500店舗
従業員数:60名
決算期:12月
売上高:142,157千RMB(2008年12月期)
代表者:(董事長)田中保成(総経理)蔡榮

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