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くらコーポレーション/携帯電話サービス実施などで売上増

2008年12月15日 / 決算

くらコーポレーションが12月15日に発表した2008年10月期決算によると、売上高は564億7000万円(前期比16.5%増)、営業利益24億4200万円(12.5%減)、経常利益25億7500万円(13.9%減)、当期利益5億7200万円(63.4%減)と売上は伸びたものの利益面で落ち込みが見られた。

同期は携帯電話での店舗情報や空席順番予約システムの提供、改良型「タッチで注文」システムの導入など顧客の利便性向上に注力。また、毎月のフェア実施や持ち帰りセット商品のメニュー化なども実施した。

これらの取り組みが奏功し、既存店売上高は平均1.4%増、来客数も0.6%増を記録したが、魚介類など原材料費、輸送コストの上昇により新規出店費用の増加とともに利益面を圧迫した。これに店舗閉鎖損失、別異国の非連結子会社の評価損などが重なり、当期利益に大きく影響した。

出退店状況では、西日本エリア14店舗、東日本エリア24店舗の出店を果たし、直営店は223店舗となった。来期は物流、資材コストなどの管理を徹底。既存店活性化に向けた各種キャンペーンなどで集客率向上を図る。

次期業績は売上高627億円(11.0%増)、営業利益28億2000万円(15.4%増)、経常利益30億7000万円(19.2%増)、当期利益14億7000万円(156.9%増)と利益率が好転する見込こんでいる。

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