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さいか屋/通期売上高5.4%減、当期損失26億8100万円

2009年04月20日 / 決算

さいか屋が4月20日に発表した2009年2月期決算によると、売上高は688億2600万円(前年同期比5.4%減)、営業利益3億5800万円(65.0%減)、経常損失1億8700万円(前期は6億1900万円の経常利益)、当期損失26億8100万円(9億7100万円の当期利益)の減収減益となった。

事業別の概況は、百貨店業で川崎店の地階食料品売場のリニューアルや、5階にダンスウェア、7階にアウトドア用品のショップを導入した。横須賀店でも、新館6階にアウトドア用品のショップ、新館5階にもベビー用品のショップを導入し、集客力向上を図った。藤沢店では主に婦人服や雑貨を中心とした新ブランドの導入や、地階に「八百一」のニューショップをオープンするなど食料品売場をリニューアル。町田ジョルナ店ではオリジナリティのあるファッションブランドを導入した。

営業面では各店舗で集客力向上と売場の活性化を目指し、新ブランドやショップの導入などを実施。一方では、主に中元、歳暮期に対応した「新ギフトシステム」の導入とPOSレジの入替など経費効率の向上を図ったが、特に昨年11月以降の急激な売上低下に歯止めが掛からず、売上高は672億5300万円(5.6%減)、営業利益2億4500万円(73.2%減)となった。

金融業は、さいか屋AMカードの取扱高、カードキャッシングと個品割賦斡旋部門のショッピングローン業務が伸び悩み、売上高は4億7800万円(11.5%減)、営業利益は2200万円(41.6%減)となった。

次期は新さいか屋カードの発行、決済手段としてPASMOの導入などを行うが、売上高638億円(7.3%減)、営業利益7億9000万円(120.3%増)、経常利益3億6000万円、当期利益3億円の見通し。

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