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アスクル/売上高1.6%減、営業利益32%増

2009年09月16日 / 決算

アスクルが9月15日に発表した2010年5月期第1四半期決算によると、売上高は454億5700万円(前年同期比1.6%減)、営業利益22億7200万円(32.8%増)、経常利益22億3500万円(27.6%増)、当期利益11億8600万円(18.9%増)となった。

第1四半期は、次世代ビジネスモデルの拡大を推進し、事業成長の基盤となる情報システムへのインフラ投資を実行。コスト構造改革を継続し、コスト削減効果の積み上げによる収益体質の強化に取組んだ。

売上高は、物流子会社のBizexの取得(4月)による増収のほか、新型インフルエンザへの感染拡大で衛生商品の販売が伸びたものの、前年度に引き続き顧客企業の節約志向の高まりや、家具など耐久財の需要低下で商品の販売価格と購入客単価は共に低下し、前年同期を下回った。

一方で、前期に高騰していた原材料価格は落ち着き、品目別にはOA・PC用品の仕入価格低減の取組が奏功したほか、ウェブ活用のキャンペーンなどの取組で、主にオフィス生活用品など売上総利益率の高い商品の構成比率が高まった。

このため売上総利益は110億9400万円(4.7%増)と増加した。費用面では、販売費・一般管理費が継続的なコスト削減の取組が結実しローコストオペレーションが定着しつつあることから、88億2100万円(0.7%減)となった。

通期は売上高2030億円(6.6%増)、営業利益70億円(15.0%減)、経常利益68億円(17.5%減)、当期利益33億円(27.1%減)を見込んでいる。

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