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アスクル/第3四半期の売上高2%減、営業利益15%減

2010年03月17日 / 決算

アスクルが3月17日に発表した2010年5月期第3四半期決算によると、売上高は1390億5200万円(前年同期比2.0%減)、営業利益50億1600万円(15.0%減)、経常利益49億2500万円(16.8%減)、当期利益25億2500万円(24.8%減)となった。

売上高では、4月の物流子会社Bizexの取得による増収のほか、オフィス生活用品が順調に推移した。一方、需要が低下している耐久財のオフィス家具は、底打ちの兆候が見られるものの厳しい状況で推移。全体的に客数を伸ばしたが、購入客単価が低下しているため、売上高は前期を下回った。

売上総利益は、第1四半期に高騰していた原材料価格が落ち着いていることから第1四半期は前期比で増加したものの、8月に発刊したカタログで戦略商品を値下げし、第2四半期以降は前期比で減少したため、第3四半期の売上総利益は327億2700万円(0.4%減)となった。

さらにBizexによる循環型ごみゼロ配送「ECO-TURN配送」の対象地域の拡大による関連費用の増加、業務統合システム稼動に伴うシステム関連費用の増加などにより、販売費・一般管理費は277億1100万円(2.7%増)となり、売上高販管費比率は0.9ポイント上昇した。

経常利益は、物流子会社の取得などに伴う有利子負債の金利負担が発生したため減益となった。アスマルでは新たな個人向けECサイトの構築を進めており、既存の個人向けインターネット通販事業「ぽちっとアスクル」で使用している固定資産の減損処理などで、当期利益も減益となった。

通期は売上高2030億円(6.6%増)、営業利益70億円(15.0%減)、経常利益68億円(17.5%減)、当期利益33億円(27.1%減)を見込んでいる。

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