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オーシャンシステム/主力の小売り営業利益16%減

2009年05月14日 / 決算

オーシャンシステムが5月14日発表した2009年3月期連結業績によると、売上高351億7000万円(前年同期比1.0%増)、営業利益10億3400万円(13.8%減)、経常利益10億7600万円(8.8%減)、当期利益4億4100万円(31.4%減)となった。

このうち小売事業の売上高は225億5600万円(1.2%増)、営業利益5億2900万円(16.7%減)となった。

小売事業のチャレンジャー部門については、「チャレンジャーE・PLAZA店」(新潟・長岡市)を、駅と隣接した商業ビルの地下に位置する、駅利用客を主なターゲットとして、2008年6月にオープン。客数、客単価ともに当初の収益計画を大幅に下回ったため、11月に「業務スーパー」へ業態変更した。

だが、抜本的な収支改善が困難であるとの判断により、固定資産などの減損損失を3300万円計上し、オペレーティングリース契約のうち、継続使用が不可能である物件についても、解約損を8600万円計上した。

12月には「チャレンジャー燕三条店」(新潟・燕市)を大幅にリニューアルし、食品部門ごとに別棟だった売場を1棟に集約し、ゆったりとした店舗空間とすることにより、客数が増加。他の既存店についても、日配品製造メーカーと共同して商品開発などを行い仕入価格と販売価格を低減することにより、低価格での販売を実現させ集客に努めた。

業務スーパー部門については、4月に「業務スーパー塩釜店」(宮城・塩釜市)、6月に「業務スーパー米沢店」(山形・米沢市)、11月に「業務スーパー小名浜店」(福島・いわき市)をそれぞれオープンしたほか、富山県全域でのエリアフランチャイズ権を取得するなど積極的なエリア拡大に努めた。

低価格な一般食料品と酒類に特化した、食品小売スタイル「プライスリーダー」を立ち上げ、3月に「業務スーパー袋津店」(新潟市)を「プライスリーダー」に業態変更した。年度末での「業務スーパー」の取得エリアは8県となり、直営店舗数は19店舗、サブFC店舗数は27店舗となった。

次期の見通しは、小売事業の出店政策を積極的に推進し、「チャレンジャー」店舗を新潟県内に3店舗、「業務スーパー」店舗をグループ所有のエリアに直営店として5店舗、それぞれ出店することを計画している。

通期連結業績の見通しは、売上高401億5000万円、営業利益10億9000万円、経常利益10億8000万円、当期利益5億5000万円を見込んでいる。

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