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カスミ/増収増益、当期利益が2割増に

2009年10月05日 / 決算

カスミが10月5日発表した2010年2月期第2四半期業績によると、売上高1101億6400万円(前年同期比3.7%増)、営業利益27億6700万円(2.6%増)、経常利益30億1900万円(4.6%増)、当期利益15億600万円(23.2増)となった。

1円でも安く商品を提供したいとの思いから「1円共感宣言」を3月1日から開始。食料品中心にユーザーの購人頻度の高い主要品目の値げを行った。野菜はじめ主要品目のチラシ価格でもインパクトのある価格設定を行うとともに、曜日ごとの買い得商品を明確にした曜日市の定着化を図った。

低価格化を加連しているイオングルーブのブライベートブランド「トップバリュ」を積極的に拡販した。既存店売売上高は、1.2%増だった。

ローコスト化の取り組みでは、カイゼン活動の推進によるオペレーションの効率化、生産性の向上に努めた。本部組織のスリム化と規制概念にとらわれない業務の見直しによる販管費の削減に取り組んだ。出店については、フードスクエアクロスガーデン前橋店(群馬・前橋市)を開店。

既存店の活性化では、フードスクエア岩瀬店、フードスクエア舟石川店、FOODOFFストッカー神立西店、フードマーケット八街店の4店舗の改装を行うとともに、白岡原ヶ井戸店、柏布施店をディスカウント業態である「FOODOFFストッカー」に業態転換した。経営効率化の観点から石岡若松店を閉鎖。総店舗数は、135店舗となった。

売上総利益率を政策的に引き下げたことにより営業総利益は前年を下回った。販管費の削減によって影響を吸収した結果、増益となった。

通期の業績予想は、売上高2192億円、営業利益52億円、経常利益56億円、当期利益25億円の見通し。

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