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オリエンタルランド/増収増益、リテイル事業は損失拡大

2008年11月06日 / 決算

オリエンタルランドは11月5日、2009年3月期第2四半期決算を発表した。東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーと東京ディズニーランドホテルがオープンしたことで売上高は増加し、1810億7700万円(前年同期比11.0%増)となったものの、営業利益は2つの新規施設の開業前準備費用が増加したことから163億6200万円(0.1%増)と横ばい、経常利益158億8400万円(5.6%増)、当期利益88億600万円(4.6%増)。

テーマパーク事業は、人件費や固定経費が増加したものの、東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーが好調であったことにより、入園者数、ゲスト1人当たり売上高ともに前年同期を上回り、増収増益で、売上高1425億4600万円(10.3%増)。

当期期間における2つのテーマパークの合計入園者数は、過去最高の1304万8000人(7.2%増)で、ゲスト1人当たり売上高は、9,540円(2.9%増)。チケット収入は、年間パスポート入園者数が増加したことなどにより、4,143円(0.8%減)。

商品販売収入は、25周年商品の販売が好調であったことから、3,267円(8.0%増)。飲食販売収入は、ポップコーンなどのワンハンドメニューが好調だったことなどにより、2,131円(3.0%増)。

2008年3月に実施した時給改定と労働時間の増加に伴う準社員人件費の増加、25周年に伴う販促活動費など固定経費の増加はあったものの、売上高が大幅に増加したことから、営業利益は156億6400万円(18.2%増)と増加した。

ホテル事業、東京ディズニーランドホテルがオープンし、好調に推移したものの、同ホテルの開業前準備費用が増加したことなどから、売上高210億8200万円(28.4%増)で営業利益18億6100万円(47.2%減)と増収減益となった。

リテイル事業であるディズニーストアは客数の減少傾向が続いたことから、売上高は73億1600万円(9.8%減)と減収となり、6月末に不採算店舗1店舗を閉店し(当第2四半期末店舗数52店舗)、店舗収益構造の改善に努め、固定費を低減したものの、売上高の減少などにより営業損失は4億2300万円(2億4700万円の増)と増えた。

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