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カワチ薬品/調達コストの削減効果で営業利益2.4%増

2010年01月27日 / 決算

カワチ薬品が1月27日に発表した2010年3月期第3四半期決算によると、売上高は1760億300万円(前年同期比1.4%増)、営業利益59億4400万円(2.4%増)、経常利益62億6600万円(1.6%増)、当期利益35億4000万円(0.1%増)となった。

第3四半期は小売業全体の競争激化に対する差別化策として、専門性強化策を推進し、第1類医薬品の品揃えやカウンセリング機能、生活防衛のための生活必需品の強化に努めた。また、引き続き新型インフルエンザの流行に伴うマスクなどの予防関連商品が順調に推移し、開発輸入商材などを強化したため、生活必需品等の商品が順調に推移した。

出店状況はは、既存地区の群馬県、長野県に各2店舗、岩手県、山形県、宮城県などに計10店舗を出店した。また、群馬県の2店舗と山形県、福島県などの既存店舗に各1店舗、計7店舗の調剤薬局を併設。一方で茨城県の2店舗と宮城県の1店舗をリロケーションの一環として退店した。

利益面では、専門性強化策や予防関連商品の需要が増加したことなどから粗利益率が改善した。また省エネ対策機器の導入で水道・光熱費などが抑制され、円高や原油安の傾向から消耗品・備品関連等の調達コストを大幅に削減し、販売費・一般管理費の抑制に努めた結果増益となった。

通期は売上高2410億円(3.0%増)、営業利益81億4000万円(4.4%増)、経常利益83億7000万円(2.0%増)、当期利益41億8000万円(67.1%増)を見込んでいる。

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