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カワチ薬品/出店コスト増などで減益、営業利益21.1%減

2009年01月26日 / 決算

カワチ薬品が1月23日に発表した2009年3月期第3四半期決算によると、売上高は1734億3500万円(前年同期比3.9%増)、営業利益58億300万円(21.1%減)、経常利益61億6300万円(17.6%減)、当期利益35億3400万円(18.6%減)の増収減益となった。

同期は、地域密着型店舗としてメガ・ドラッグストアの店舗展開を進め、健康と美容に絞った差別化策のため医薬品、化粧品の専門性強化を図った。また雑貨・食品では品揃えや販売価格を見直し、集客と固定客化に努めた。

出退店状況は、ドミナント化を進めるため茨城県に3店舗、山形県、群馬県に各2店舗、岩手県、栃木県、静岡県に各1店舗を新設。新規地区への出店として神奈川県に1店舗を出店し、計11店舗の新規出店を実施した。

利益面では、生活必需品の売上は増加したものの、高単価高粗利商品が伸び悩み粗利益率が低下。今期計画の新規出店11店舗中7店舗の出店が集中し、コスト負担が増加したこと、販売費・一般管理費が18億4500万円増加したことも減益に拍車をかけた。

通期の業績予測は売上高2352億円(4.7%増)、営業利益89億5000万円(14.3%減)、経常利益91億5000万円(13.8%減)、当期利益48億8000万円(17.1%減)と、引き続き減益が続く見通し。

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