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キムラタン/減収、収益改善基調で赤字幅縮小

2008年12月25日 / 決算

キムラタンが12月25日に発表した2009年3月期の第2四半期決算は、売上高23億9100万円(前年同期比23.4%減)、営業損失2億9100万円(前年同期は6億6600万円の営業損失)、経常損失3億4900万円(7億2200万円の経常損失)、当期損失5億9700万円(8億1800万円の当期損失)と損失額が改善した。

同期は、エレクトロニクス事業からの撤退を決定・実行し、本業アパレル事業への経営資源集中をより一層明確にし、不退転の決意で計画の実現に向けて取り組んだ。

ショップ業態は、前期における不採算店舗の閉鎖により、平均店舗数は6.2%減となったが、主力ブランドの入れ替え、新生児ブランド「愛情設計」の店頭演出と販売員教育の強化等の施策を打ち出した効果により既存店が7.3%増と順調に推移したことにより、売上高は14億2200万円(13.9%増)と好調な結果となった。

卸業態は、GMS卸販売が低調な推移し、専門店卸販売には、今春より取引が開始となった大手量販専門店数社との取り組み強化や新規得意先の開拓が実現し、GMS卸の不調をカバーするには至らず、卸業態の売上高は6億5800万円(6.8%減)。

NET販売には、前事業年度に立ち上げた自社サイトの会員数が順調に拡大し、平成20年8月に出産や育児に関するサポートを基本コンセプトとした新生児ブランド愛情設計のウェブサイト「愛情設計,COM」を立ち上げ、その結果、売上高は9500万円(62.0%増)。

百貨店・催事その他の業態は、百貨店事業からの全面撤退により大幅な減少となり、売上高は1億6200万円(76.6%減)。

売上総利益は、ショップ業態におけるブランド入れ替え効果と、発注管理を徹底して強化したことによる商品消化率の大幅改善の結果、値下げロスの圧縮に繋がり、売上総利益率は7.3ポイント増の44.6%と改善したが、売上高減少により、売上総利益は10億6700万円(8.4%減)。

販売費及び一般管理費は、人件費、店舗家賃が減少した他、事業撤退によるエレクトロニクス関連費用の削減により13億5900万円(25.8%減)と大幅な削減となった。

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