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西松屋チェーン/第3四半期の売上高0.6%増、営業利益1.3%減

2010年12月17日 / 決算

西松屋チェーンが12月17日に発表した2011年2月期第3四半期業績によると、売上高902億6700万円(前年同期比0.6%増)、営業利益72億9400万円(1.3%減)、経常利益74億7400万円(1.4%増)、当期利益42億7800万円(1.4%減)となった。
商品別の売上高は、衣料部門が第2四半期累計期間と同じく気温の影響を大きく受けた。10月末に気温が低下したことで冬物衣料に動きがあったものの、昨年よりも長引いた残暑の影響による9月の大幅な売上の減少をカバーできず、ベビー・子供のアウトウェアやパジャマの部門で苦戦した。雑貨部門は、大型育児用品がオリジナルベビーカーの発売効果もあり堅調に推移。一方で消耗雑貨はベビーフードを除き、総じて低調だった。
売上総利益は、売上面での伸び悩みがあったが、衣料品の在庫数量の管理精度が向上し、晩期値下げロスを大幅に削減でき、前年同期比で105.6%となった。なお、売上総利益率は35.7%から37.4%と、前年同期比で1.7%上昇し大幅な改善となった。
販売費及び一般管理費は、継続して固定費の削減に取り組んできたが、売上高の伸びを上回る結果となった。第3四半期会計期間に25店舗の大量出店をしたことで、イニシャルコストの負担が大きくなったことによる。
郊外を中心に44店の新規出店を行い、店舗網の拡充を図ってきた。同時に、商品の品揃えで他社との差別化のため、44店のうち25店を売場面積300坪型の大型化に取り組んできた。一方で、リプレースなどで3店舗閉鎖。第3四半期末の店舗数は746店舗となった。
通期は売上高1236億4100万円、営業利益100億9900万円、経常利益103億4400万円、当期利益58億6600万円の見通し。

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