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コカ・コーラウエスト/物流収入の消滅などで減収、営業損失37億4200万円

2009年05月01日 / 決算

コカ・コーラウエストが5月1日に発表した2009年12月期第1四半期決算によると、売上高799億5200万円(前年同期比9.4%減)、営業損失37億4200万円(前期は2億4200万円の営業利益)、経常損失37億8400万円(3億7600万円の経常利益)、当期損失29億5300万円(1億8800万円の当期利益)となった。

ことし1月1日付で、営業・販売機能の強化や間接コストの削減を推進するため、営業機能を担う子会社のコカ・コーラウエストジャパン、近畿コカ・コーラボトリング、三笠コカ・コーラボトリング株式会社を統合し、コカ・コーラウエストとして再スタートを切った。

また、従来のコカ・コーラナショナルビバレッジを中心とした全国の需給管理体制から、同社を中心とした西日本エリアの需給管理体制に変更し、市場の変化に柔軟に対応することで品質、コストともに競争力の高いサプライチェーンの構築に向けた取組を開始した。

しかし、商品仕入から自社製造に切り替えたためコカ・コーラナショナルビバレッジからの受託加工・物流収入がなくなったこと、前第1四半期以降に子会社の株式を売却したための連結範囲の違いによる影響、販売数量の減少などが重なり、売上高は減少した。

通期は業績予測を修正しており、売上高3872億円(当初予測より7.0%減)、営業利益65億円(50.0%減)、経常利益69億円(49.6%減)、当期利益19億円(67.2%減)と減収減益が続く見通し。

このため、5月から当分の間、執行役員を兼務する代表取締役は20%、グループ上席執行役員は15%、執行役員は10%月額報酬を返上する。

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