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コジマ/売上高10%減、物流網・広告宣伝費見直し経常利益23倍

2009年11月10日 / 決算

コジマが11月10日に発表した2010年3月期第2四半期決算によると、売上高は2162億5900万円(前年同期比10.3%減)、営業利益14億9900万円(前期は48億2000万円の営業損失)、経常利益13億7400万円(23倍)、当期利益2億7000万円(2億4700万円の当期損失)となった。

第2四半期は、「地域一番店の集合体・コジマ」の構築を目指し、顧客視点に立った品揃えと価格訴求力を実現、物流網や広告宣伝費等の見直しなど30項目の収益改善、経費削減策による前期比で10%の経費圧縮に取組んだ。また、新基幹システム導入による業務と経営管理の効率化にも努めた。

営業面では、高単価・高機能の省エネ商品の販売促進に努め、仕入調達力の強化を図るだけでなく販売施策との連携を深め、収益力と在庫効率の向上を目指した。このことで、鮮度の高い商品を顧客に提供できるよう努めたほか、今後の成長期待の高い太陽光発電などオール電化販売強化のための体制確立にも取組んだ。

店舗政策では、東京都西東京市のNEW西東京店など2店舗を開設し、大阪府東大阪市のNEW東大阪店を閉店。第2四半期の期末店舗数は223店舗となった。

通期は収益向上策の推進による収益率の改善効果、今後の業務運営策の強化やエコポイント制度の影響などを勘案し、業績予測を上方修正した。売上高は4295億8800万円(6.6%減)、営業利益51億8900万円、経常利益47億2800万円、当期利益35億2400万円を見込んでいる。

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