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ゴトー/減収増益、営業利益1億4100万円

2008年10月16日 / 決算

TSUTAYAなどを運営するゴトーが10月15日に発表した2009年2月期中間期決算によると、売上高は70億5400万円(前期比5.1%減)、営業利益1億4100万円(636.2%増)、経常利益2億6900万円(73.6%増)、当期利益6500万円(前期は1800万円の当期損失)となった。

セグメント別の概況では、TSUTAYA事業が会員向けオンライン販促の強化によりレンタルは前年と同水準で推移。一方CD、DVDは販売店舗の見直しで取扱店舗が減少し、新品ゲームのタイトル不足と、ゲーム機本体の反動減も重なったため、売上高は35億8600万円(3.5%減)と低調だった。

ブックオフ事業は、CD、DVDの販売・品揃え強化で販売が増加したことに加え、1店舗の新規出店で売上高は16億9800万円(1.8%増)と微増で推移。ゲーム事は、新作ゲームソフトのタイトル不足とゲーム機本体の前期の反動減で低調に推移。新品、リユースともに前年実績を下回り、売上高は12億3300万円(10.3%減)と落ち込んだ。

ファッションその他事業は、前年度に5店舗閉店した影響などで、売上高は5億3500万円(20.0%減)の大幅減を記録した。

利益面では、経常利益が賃貸物件の減少による賃貸収入減少などの影響もあったものの増益を確保。当期利益も、収益力低下の影響などで減損損失8300万円を含む特別損失9500万円が発生したが、前期の赤字から回復した。

出退店状況は前年度末から1店舗出店、1店舗退店し57店舗体制を維持。通期は、不採算店舗の閉鎖が見込まれ期初予想より低調に推移する模様。売上高は139億9800万円(6.5%減)、営業利益は新規出店・店舗改装コストの発生で4600万円(62.4%減)、経常利益は、営業利益減少もあるが、営業外損益に大幅な変化はなく3億万円(20.4%減)。当期利益は下期に減損損失1億6100万円を計上し2900万円(72.4%減)の大幅減ほ見通している。

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