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ジョイス/粗利益率改善と経費コントロールが奏功、営業利益219%増

2008年10月16日 / 決算

岩手県を中心にスーパーを展開しているジョイスは10月14日、2009年2月期中間期決算を発表した。それによると、売上高265億1500万円(前期比2.5%減)、営業利益4億2200万円(219.8%増)、経常利益4億8100万円(178.8%増)、当期利益2億1700万円(28.2%減)と大幅増益を確保した。

出退店状況は、4月に初のオープンモール形態の「銀河モール花巻」を開発、モール内に「ジョイス花巻高木店」など35店のテナントを誘致した。またジョイス東安庭店(盛岡市)敷地内に、調剤薬局と診療所がテナントとしてオープン。クリニックモールの携帯を確立した。一方、5月にジョイス久慈店(久慈市)を閉店し、同地区内にジョイス久慈長内店を移転オープンした。閉鎖した久慈店の建屋はホームセンターに賃貸した。

ことしは例年の企画に加え、創業80周年特別企画として料理教室、温泉宿泊券プレゼントなどを実施。売上高は前年実績に届かなかったものの、荒利益率の改善と経費コントロールにより、営業利益・経常利益は増益を確保。当期利益は店舗のスクラップ・アンド・ビルド費用、地震被害の復旧費用などが膨らみ特別損失1億1900万円を計上したため減益となった。

通期も厳しい事業環境が続くと見ており、これらの施策に継続し営業力強化と経営効率化を進め、業績は売上高505億円、経常利益6億8000万円、当期利益3億2900万円を見込む。

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