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ジーンズメイト/販売減や新会計基準響き6億円の赤字

2008年09月29日 / 決算

ジーンズメイトが9月26日に発表した2008年8月期中間決算によると、同期の売上高は92億6500万円(前期比14.1%減)、営業利益1700万円(95.8%減)、経常利益4900万円(88.8%減)、当期損失は6億1000万円と利益面で大きく減少した。

2008年上期の販売動向では、天候不順に祟られ、薄手のアウターやパーカーなどが苦戦し、トップス全体で計画を大きく下回った。夏物では半袖Tシャツ・タンクトップは堅調だったものの、半袖シャツやポロシャツなどが苦戦した。さらに、固定資産減損の新会計基準を適用し減損処理を行った結果、減損損失1億5800万円、退店に伴う損失1億500万円を計上。これに繰延税金資産の法人税等調整額3億7600万円などが加わり、当期損失は6億1000万円のとなった。

下期の展開では。一都三県の東京圏に集中出店するドミナント戦略に加え、大阪府・兵庫県・京都府への新規出店を行う第2のドミナントエリア構築を目指す。また、出店戦略の活性化に向け店舗のスクラップ&ビルドを推進する。通期の業績見通しは、売上高186億5000万円(13.8%減)、営業赤字8000万円、経常赤字3000万円、当期損失7億5000万円と、事業環境の好転があまり期待できないことから苦しい展開が続きそうだ。

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