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ジーンズメイト/全店売上高減などで減収減益、当期損失6億6500万円

2008年12月11日 / 決算

ジーンズメイトが12月5日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高は135億4400万円(前期比13.0%減)、営業損失2400万円(前期は4億7500万円の営業利益)、経常利益1000万円(98.0%減)、当期損失6億6500万円(前期は3700万円の当期損失)の赤字転落となった。

ジーンズマイスター育成を強化し、見やすく買いやすい売り場づくりに注力。また、新聞の折り込みチラシや携帯電話のモバイル配信に加え、ウェブ上でのデジタルチラシ導入も行った。創業大感謝祭やレディースDAYなどの集客イベントも実施し売上拡大に努めたが、既存店売上高は10.7%減、全店売上高も13.0%減と落ち込んだ。

販売動向ではポロシャツや半袖Tシャツなどの夏物が低迷。下期も冬物商品のダウンジャケットやセーターなどが苦戦した。

出退店状況では、同期にアンダーウェアなどが主力の新業態店舗「ゼロ グラビティ原宿店」など4店舗を出店した。一方で川崎BE店など2店舗を閉店し、期末店舗数はジーンズメイト業態が108店舗(24時間営業店舗は36店舗)、「ゼロ グラビティ」業態1店舗の計109店舗体制となった。

利益面では、販売費・一般管理費が店舗作業の効率化や人件費の削減効果などで前期比4億2500万円の減少を見たが、売上高の減収分を補うには至らなかった。これに減損損失1億5800万円、退店損失1億3000万円、法人税等調整額3億7600万円が重なったため、当期利益に大きく影響した。

通期も赤字は続く見込みで、売上高186億5000万円(13.8%減)、営業損失8000万円、経常損失3000万円、当期損失7億5000万円が見込まれている。

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