流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





スギHD/売上8.3%増、営業利益5.0%減

2010年01月08日 / 決算

スギホールディングスが1月8日に発表した2010年2月期第3四半期業績によると、売上高は2214億8800万円(前年同期比8.3%増)、営業利益83億4800万円(5.0%減)、経常利益98億6100万円(2.1%減)、当期利益37億8200万円(4.5%減)となった。

積極的な店舗展開を実施し、関東エリアに18店舗、中部エリアに15店舗、関西エリアに20店舗、合計53店舗の新規出店を行うとともに、スクラップアンドビルドや不採算店舗の統廃合により13店舗を退店した。総店舗数は718店舗となった。

セグメント別の業績をみると、ファーマシー事業では、積極的な店舗展開を実施し、51店舗の新規出店を行うとともに、老朽化した店舗や不採算店舗の統廃合を実施し、9店舗を退店した。ファーマシー事業の総店舗数は498店舗となった。処方箋応需枚数の増加や新型インフルエンザの影響などにより既存店売上高伸率は1.0%増と堅調に推移した結果、ファーマシー事業の売上高は1539億9200万円(10.7%増)だった。

売上総利益は、他業種との競争激化の中でホームケアなどの利益率が悪化したが、調剤・ヘルスケア部門の値入率が改善したことで、売上総利益率28.7%(0.4ポイント改善)となり、442億4500万円(12.5%増)となった。

販売費と一般管理費は、積極的な人材採用と人材育成に力を入れた結果、人件費などのコストが増加したが、消耗品費などのコスト削減に取り組んだ結果、売上高対販管費比率は22.7%(0.1ポイント改善)となり、349億6000万円(10.2%増)だった。

ファーマシー事業の営業利益率は6.0%(0.5ポイント改善)となり、営業利益は92億8500万円(22.0%増)となった。

ドラッグ事業では、スクラップアンドビルドや不採算店舗の統廃合により、新規出店2店舗、退店4店舗を実施し、ドラッグ事業の総店舗数は220店舗となった。ドラッグ事業の売上高は659億2900万円(0.5%増)だった。売上総利益については、棚卸資産の評価方法に低価法を適用したことによる影響や一品単価の下落などの影響により売上総利益率が20.5%(0.4ポイント低下)となり、135億4100万円(1.3%減)だった。

販売費と一般管理費は、POSレジ入れ替えなどの一時的なコスト増により、売上高対販管費比率が19.2%(0.2ポイント増)となり、126億3500万円(1.6%増)だった。

ドラッグ事業の営業利益率は1.4%(0.6ポイント低下)となり、営業利益は9億500万円(29.4%減)となった。

通期の業績予想は、売上高2951億円、営業利益108億円、経常利益129億円、当期利益63億円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧