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イオン/8月業績、売上高5.3%減、来客数3.3%減、客単価2.7%減

2008年09月16日 / 月次

イオンは9月12日。8月の単体営業状況を発表した。それによると8月(7月21日-8月20日)の全店売上高は同日対比(21日-20日までの期間の単純比較)で5.3%減、来客数は3.3%減となり、客単価も2.7%減と減少した。同曜対比(当期と前期を同じ曜日回りで比較した数値)では、売上高は3.7%減、来客数も1.9%減となり、客単価も1.8%減と下落した。

8月の既存店状況では、同日対比で売上高が3.1%減、客単価が3.3%減となり。来客数は0.2%増を記録。同曜対比では、売上高は1.2%減、来客数は1.3%増、客単価は2.5%減となった。

商品の部門別では、全店の前期比で衣料が14.2%減、食品が3.8%減、住居・余暇関連が5.7%減となり、総合して5.9%減となった。既存店では衣料が11.4%減、食品が0.7%減、住居・余暇関連が2.5%減となり、計3.1%減となった。全店の店舗形態別に見ると、総合スーパー(ジャスコ)が5.8%減、スーパーマーケット(マックスバリュ)が8.6%減で平均して5.9%減となった。既存店の形態別概況では、ジャスコが3.3%減、マックスバリュが0.1%増となり、平均して3.1%減となった。

店舗数では、8月にジャスコが2店開店し、2店が閉店。マックスバリュは開店がなく1店が閉店した。まいばすけっとなど、その他の店舗は2店が出店し閉店はなく、これで累計店舗数はジャスコ250店舗、マックスバリュ78店舗、その他70店舗の計398店舗となった。

商品別動向は、省エネ関連商品の充実化と好天に恵まれたため、エアコンなどが好調に推移。家電製品では北京オリンピック開幕で、液晶テレビやDVDレコーダーが伸びた。反面、燃料費や食料品などの価格高騰が進み、買い控え傾向も見られ、全体の売上は低調に推移した。

この状況下で、プライベートブランドのトップバリュはリーズナブルな価格が好評で、売上高構成比が前年同月比2%強の増加を記録した。荒利益率は、7月に引き続き各商品部門で昨年より改善。販売管理費は既存比98.6%だった。

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