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セシール/カタログ販売の低迷などで当期損失14億1800万円

2009年02月19日 / 決算

セシールが2月19日に発表した2008年12月期決算によると、売上高は639億7100万円(前年同期比4.1%減)、営業損失2億9600万円(前期は5億2600万円の営業利益)、経常損失4億910万円(7億2300万円の経常利益)、当期損失14億1800万円(41億1900万円)の赤字決算となった。

事業別の概況は、通信販売事業でカタログ経費とレスポンス率のバランスを考慮した発行部数、ページ数の見直しを行った。積極的にフォローのダイレクトメール施策を実施したほか、ネットマーケティングの強化・拡大を継続し、ウェブ受注件数は5.9%増、受注率は4.2%増となった。

新規顧客開拓の開拓では、カタログ書店配布などを実施し、期末新規顧客獲得数は6.1%増となった。しかし、秋冬カタログの受注が低迷し通信販売事業や物流サービス企画・運営などを合わせた事業全体の売上高は635億4400万円(3.7%減)、営業損失2億7500万円(3億9000万円の営業利益)に終わった。

このほか派遣事業は売上高3億6700万円(84.6%増)、営業損失4000万円(6000万円の営業損失)、古物・美術販売などその他事業は売上高5800万円(87.3%減)、営業利益1900万円(92.8%減)の大幅減となった。

来期は商品力強化、カタログのビジュアル面での改善、調達能力の増強と原価率低減などを目指す。またネットマーケティング強化にも引き続き取り組んでいく。

さらに経営体制の強化のため、3月24日付で益村雄二取締役兼CFOを代表取締役兼CFOに昇格させ、代表取締役を2人体制にする。

来期の業績予測は売上高650億円(1.6%増)、営業利益3億円、経常利益2億円、当期損失2億円を見込む。

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